第3話 オープンウォーター講習 – 初心者ダイバーまっちゃんの体験記

半泣きだった日々から3ヶ月、いそいそと久米島にやってきました。

水中で姿勢をまっすぐにできないし、流れに翻弄されるのも相変わらず。
鼻で呼吸してしまうと、マスクが顔にぴったり張りついて痛いし、ブタ鼻になってかっこ悪いし…。

アルミタンクのウエイトは8kg、重いです。
7kgでトライしたら沈んでいかないし、急浮上するのでBCD(浮力調整装置)のポケットに1kg追加されました。

水中ではあまり重さを感じないけれど、タンクを背負ってボートのラダーを上るのは、ちょっとした筋トレです。

適正ウエイトの測り方も習いました。
しかしその後、ショップでチェックを受けることはありませんでした。

たいていは、体重を言うと確認せずにウエイトを渡され、スチールタンクの時は1kg減らし、潜っている様子を見て足したり減らしたり。潜る前にチェックする機会をとってほしいのですが。

さて、タイビングはというと、前回に比べて少しは周りを見る余裕が出てきました。
ログブックのつけ方も教えてもらいました。

初めてのログブックの記述:
潜水地 ムーチーグー 開始時タンク圧200 終了時タンク圧90 ウエイト7kg
深度10 潜水時間40 気温23 水温22 透明度18

楽しかった! エアを使わず浮き沈みすることが分かった。魚もいっぱい見ることができた。
自分で泳げるというのは快感!!夏にも来るぞ!!!

おいおい、夏は涼しい北海道で遊ぶはずだったのでは?

ボートダイビングも実習し、師匠から厳しく言われたのは、
『器材のセッティングは必ず自分ですること』と、
風で飛ばされないように、他の人の迷惑にならないように、
『器材はコンパクトにまとめること』

後に他の海で潜ったとき、これができていない人が結構いたのには驚きました。

ポイントに着いて、「準備してください」と言われてから、あちこちに散らばっている自分の器材をかき集める人たち。
師匠が言ったのはこのことだったのだな、と納得しました。

ライセンス講習では、誰にどのように教わるかがとても大切。 師匠に教えてもらえて本当に幸運でした。仙崎こと伊藤英明ならもっと良かったけど(笑)

めでたくオープンウォーターライセンスを取得し、喜んでいると師匠から、
「あと4つほど講習を受けるとアドバンスが取れるよ。
アドバンスを持っていると海外の海にも行けるよ」
と悪魔のささやき。

「はい、取ります!海外に行きます!」

これはもう、ネギだけでなく他の具材や鍋を背負ったカモです。(苦笑)

■そもそもBC(BCD)とは
https://marinediving.com/skill/basic_skill/11_bc/

■ダイバーズ保険facebookでは、まっちゃん撮影の写真も掲載しています。
https://www.facebook.com/DiversSite

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