第4話 アドバンス講習 – 初心者ダイバーまっちゃんの体験記

夏、涼しい北海道ではなく、常夏の久米島へ。
目的はもちろん、アドバンスのライセンス取得。

半年ぶりの海でしたが、不安はなく、周りを見る余裕も出てきました。

ハタタテハゼが可愛い。
クロモンガラのヒレはレースみたいでお洒落。
スズメダイは泳ぐ宝石のよう。
シュノーケルでは見ることのできない世界です。

ナイトダイビング講習

中性浮力が取れないので、師匠が手をつないでくれました。
気をつけることがあると、手をぎゅっと握って合図してくれるので、暗闇でもとても心強くて安心でした。

事前に、ライトを水面に向けないように注意されました。
ダツという魚が飛び込んで、けがをすることもあるそうで、怖くてドキドキしました。

海底でライトを消して手をひらひら動かすと、海ボタルがキラキラ光る光景にうっとり。
ミナミハコフグの幼魚に光を当てると、スポットライトを浴びて踊っているプリマドンナのようで愛らしかったです。

傑作だったのは、師匠に残圧を聞かれたとき。暗くて残圧計の目盛りが読めない!
師匠が確認してくれましたが、既に老眼が始まっていたのですね。

講習を終えて水面に浮上したとき、夜空に大きく輝く北斗七星に感動しました。
普段は忙しくて夜空を眺める余裕もないし、街中では星空も綺麗に見えません。
何もかも初めて見る世界でした。

ディープダイビング講習

36mまで潜ると、青一色の静かな世界に厳粛な気持ちになりました。
頭痛とか、首の後ろが温かくなるなどの窒素酔いの症状もなく、判断力をはかる筆算も陸上より速くできました。

私は、窒素酔いも、船酔いも、二日酔いもしない最強のダイバー! その他の講習も終え、めでたくアドバンスダイバーの誕生です。
師匠からは「次の目標は、トンバラというダイビングポイントで潜ることだよ」と言われました。

トンバラは久米島の南側に位置する、潮の流れが速くて複雑なポイントで、初心者にはきついそうです。でも、大物を見ることができるそうで、期待は高まります。
ニンジンのぶら下げ方がうまいですねえ。

それまでは、登山やスキーやラフティングなどで遊んでいたのですが、すべて捨ててダイビングにまっしぐら。底なし沼にはまってしまいました。

■ダイバーズ保険facebookでは、まっちゃん撮影の写真も掲載しています。
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