第14話 ヘリコプター搭乗初体験 – 初心者ダイバーまっちゃんの体験記

緊張を伴う男前なドリフトダイビングもいいけれど・・・
たまには、のんびりまったりダイビングをしたいと、慶良間の海に帰ってきました。

穏やかな海でゆったりと泳ぎ、可愛い幼魚に癒やされます。
珊瑚の上を泳いでいるデバスズメダイの群れが、気配を感じてさっと珊瑚の中に隠れるのが面白くて、飽きずに眺めていられます。

他所では見ることのできないトウアカクマノミにも会えました。背中にはハートの模様がありました。
ナイトダイビングでは、自分の周りに粘液の膜を張って眠っているブダイを見つけました。

珊瑚の保護のために数年間立ち入り禁止になっていて、昨年から週に1度だけ潜れるようになったポイントにも行けました。
真っ白な砂地に映る自分の影に気分爽快。

久しぶりに会ったガイドが「上手になったね」と褒めてくれました。荒波で鍛えられたからでしょう。
一緒に潜った福島からのゲストさんが「福島の海岸はめちゃくちゃです。でも海が好きだから、また潜りたいと思って来たのですよ」とおっしゃっていました。

海は、時に恐ろしい顔を見せるけれど、それを上回る美しさがあるからやめられません。
毎日楽しく潜っていましたが、沖縄離島のお約束、台風接近。

その影響で、沖縄本島に渡る高速船がストップしてしまいました。
さあ、大変!帰ることができない。
真っ青になって皆で慌てていたら、ガイドがヘリコプターがあることを教えてくれました。

本島までチャーターすると6万円以上かかりますが、高速船が欠航した場合に限り、慶良間村が半額補助してくれるのですって。
「それはいい」と乗客5人が集まり、一人あたり6,300円に。全員ヘリコプター初体験です。

ワクワクしながら待つケラマ慶良間空港に到着したのは、がっしりした機体と頼りがいのあるイケメンパイロット。「おお~」と歓声が上がりました。高速船で1時間以上かかるところ、わずか13分でした。

空から見た海は、白い波しぶきが立っていて荒れ模様。でも空の旅は揺れることもなく、とても快適でした。
機会があれば、また乗りたいです。

■ダイバーズ保険facebookでは、まっちゃん撮影の写真も掲載しています。
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