第17話 ランタ島ツアー – 初心者ダイバーまっちゃんの体験記

沖縄のダイビングショップツアーで、タイのランタ島に行きました。

空港で車に乗り換え、延々と走ります。
橋のない川を、動力付きの大きな筏にびっしりとすきまなく車を止めて渡ります。接触させずに駐車する運転技術には感心しました。

1本目はチェックダイブ。
水深3mで、マスククリアや外れたレギュレーターの探し方などを練習します。

普段通りの3kgのウエイトでは浮いて浮いて練習になりません。現地ガイドがBCDのポケットにウエイトを追加してくれて、やっと沈みました。しかし合計6.4kgはずっしり重くて、歩くのに苦労しました。

いよいよダイビングポイントへ。

海の中はどこを見ても凄いんです。
ソフトコーラルがとても美しく、色とりどりの魚がいて、まるで宝石箱のようでした。

スカシテンジクダイの大群がまるで壁のようにそそり立っていて、次から次へと湧き出てきて圧巻です。

ガイドの合図でふと見ると、ジンベエザメがコバンザメをたくさんくっつけて、みるみるうちに迫って来ます。
レギュレーターをくわえたまま、思わず「わお~~」と叫んでいました。

マンタもコバンザメを引き連れてどんどん近づいてきて、ぶつかる!と思った瞬間、回れ右して悠々と去って行きました。

ゲストの一人が200本記念ダイブだったので、みんなで着底して記念撮影をしました。
すると現地ガイドから「着底しても岩につかまってもいけない。もし今日したら、ダイビングを中止する」と言われてしまいました。

国内ダイビングでそんなことを言われたことはありません。海外では厳しいのですね。珊瑚の保護のためかな。

私はカメラを持ったまま海に入りますが、カメラへの衝撃を少なくするため、そうっと入っていました。
カメラを持っていない方たちは、豪快にジャイアントエントリー(足を前後に開いてジャンプして入る)。

私の様子を見た現地ガイドが、ぼそりと「チキン」と言いました。それを聞いて頭にきて「明日はカメラをスタッフに預けて、派手にジャイアントエントリーをしてやる!」と息巻いていました。

外国慣れしたゲストさんから「やめたほうがいいよ」とアドバイスされ、翌日は「I have a camera, baby baby chicken, OK?」と言って、そっとエントリーしました。通じたかしら?

アフターダイブは、波の音を聞きながらのタイ式マッサージで、のんびり、まったり。
その後、みんなで街に出かけ、夕食とショッピング。買い物をするときは、電卓を片手に店員さんと身ぶり手ぶり、片言の英語で値引き交渉。楽しかったです。

ところが、脂っこいタイ料理が私には合わなかったのか、夜中に嘔吐と下痢で苦しみました。しかも辛すぎて舌が荒れて、痛みで固形物を食べることができません。果物ジュースとアイスクリームでカロリー補給。

そんな状態でもダイビングは休みません。おかげでダイエット成功です。(笑)

■ダイバーズ保険facebookでは、まっちゃん撮影の写真も掲載しています。
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