第19話 初めてのクルージング~モルディブ – 初心者ダイバーまっちゃんの体験記

旅行会社のサイトで、船で寝泊まりしてダイビングもできるというツアーを見つけました。
モルディブでのクルージングです。
早速申し込みました。

英会話もできないのに海外一人旅です。
ちょっとドキドキ。

スリランカ航空は荷物の重量制限が厳しくて、超過料金を払いました。

キャビンアテンダントの制服はとてもセクシィ。不安だった乗り換えも無事に終え、夜遅くマーレの空港でクルーズ船の日本人スタッフに出迎えられたときには、ほっとしました。

乗船して手続き。
60歳以上は診断書が必要でしたが、ゲストさんの中には、なんと78歳の方もいました。
見習いたいなあ。

翌日からダイビング。

珊瑚が綺麗です。
ガイドが指揮者のように指示棒を振ると、それに合わせるかのようにキビナゴの群れが形を変えていくさまが、童話「スイミー」のようで面白かったです。

朝のダイビングが終わると食事。キッチンスタッフは現地の男性。とても美味しかったです。

現地では、誕生日に生卵をぶつける習慣があるそうで、スタッフの一人が頭に卵の殻をつけて現れたのには、みんなで大笑いしました。

食後の一時をのんびり過ごしていたら、「マンター」の声。
慌ててフィンとシュノーケル、マスクをつけて海に飛び込みました。

次々にマンタがやってきます。マンタトレインというそうです。
近すぎてカメラのフレームに入らないという嬉しい悩み。
目の前で何度も宙返りしてくれたのには感激しました。マンタにとっては、私が邪魔なだけだったのでしょうけれど。

はじめてトラフザメを見ました。
海底に寝そべっています。

近くで撮ろうと降りていったら、ガイドにタンクをガシッとつかまれました。モルディブでのダイビングは、水深30mまでと決まっているのでした。

午後のダイビングが終わり船に上がったら、海の中で見てみたかった大きなバショウカジキが釣られていました。
ひれを触ってみたら堅かったです。
刺身になって夕食に登場。美味しくいただきました。

夜はナイトマンタ。
船の後ろの大きなライトをつけると、光に誘われてプランクトンが集合します。
それを目当てにマンタがやってくるので、ライトを持って潜ります。

真っ暗な海の中、ライトの光の中に突然マンタが現れるのでびっくりします。写真に撮るのは難しいです。

早朝ダイビングは、パウダーブルーサージョンフィッシュ。群れが大きな球になってぐるぐる回っているのには圧倒されました。

楽しかったのは海の中だけではなく船上生活も。他のゲストさんやガイドさんとの話も面白かったです。

船のスタッフは男性ばかり。
そうとは知らず、下着を部屋に干していて、掃除の時にしっかり見られて恥ずかしかった。

船で寝泊まりするので、夜明けを見る余裕もあります。
コーヒーを飲みながら、刻々と変化する朝焼けをのんびり眺めるのは、至福の一時でした。

ストレスだらけの日本には帰りたくない、と強く思いましたよ。

■ダイバーズ保険facebookでは、まっちゃん撮影の写真も掲載しています。
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