第21話 憧れの水上コテージ~シパダン – 初心者ダイバーまっちゃんの体験記
ショップのツアーでマレーシアのシパダン島に行ってきました。
泊まる場所は水上コテージ。モルディブの海に浮かぶ水上コテージを見て以来、ずっと憧れていたのです。
レストラン棟へは木道を通りますが、その下を綺麗な熱帯魚が泳いでいるので、潜らなくても楽しめます。
食事はビュッフェスタイル。
日本人の口に合う味で、デザートのマンゴーはおかわり自由。
困ったのは、同じようなコテージがたくさん並んでいたこと。
部屋へ戻るとき、方向音痴の私はいつも迷子になっていました。
多くの魚が集まるポイントのシパダン島へは、自然保護の目的で、1日の入島が120人に制限されていました。
毎日、管理棟の黒板に、シパダンに行ける運のいいチーム名が発表されます。1チームは10名あまりです。
ボートに乗る前に名簿にローマ字で名前を記入し、上陸後に受付で名前を確認してからダイビングとなります。
海の中はすごかった。
バラクーダ、ギンガメアジ、カンムリブダイ、ツバメウオの群れは圧巻。
ギンガメアジが私の周りを取り巻いてぐるぐる回る、360度ギンガメアジです。
カンムリブダイは大きくて、群れの迫力も抜群。
鋭い歯をむき出しにして、大量に糞をしながら泳ぐのには閉口しましたが。
大きなカメがいっぱいのポイントもありました。
カメに触るのはもちろん禁止ですが、砂地で腹ばいになって写真を撮っていたら、私の体の上を、太腿に触れながら通り過ぎていったのにはびっくりでした。
現地ガイドに「I don’t touch kame, but kame touch my hip.」と言ったら、大ウケでした。
大物ばかりでなく、小さなハゼもいっぱいいました。
巣穴から全身を出して泳いでいたハゼ。
ガイドがいたずら心を出して、巣穴の入口を貝殻でふさぐと、ハゼは巣を探してあっちうろうろ、こっちうろうろ。
そのうちその貝殻を取り除き、巣穴に潜っていきました。
思わず笑ってしまいました。
可愛い、そして賢い。
大物から小物まで、飽きることのない素晴らしい海でした。
ボートで港に戻る途中、漂流している外人ダイバー3人組を見つけました。
もちろんすぐに助けました。心細かったのでしょう。とても感謝されました。
水中ではあまり流れを感じなくても、水面の流れがとても速くて、ダイビングを終えた後、なかなかボートにたどり着けないことがありました。
ボートからガイドにロープで引っ張ってもらえましたが、こんなことは初めてでした。
4日間の滞在でしたが、毎日が楽しくて帰国するのが名残惜しかったです。
■ダイバーズ保険facebookでは、まっちゃん撮影の写真も掲載しています。
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