第2話 ドラレコも色々あるが…

ドライビングレコーダー(以後ドラレコと略す)。
随分と普及しましたが、自己防衛のためにも、絶対おすすめです。

商業用の車には殆んど搭載されていますね。自社ドライバーの運転状態も撮影されるわけですから、マナー向上にも繋がります。

しかし事故時に、折角の状況証拠が上書きされてしまっては台無しです。
かならず記憶装置であるマイクロSDカードのスペアーも載せておいてください。購入時に付属で付いてきたSDカードの記憶容量は少なめですので、こちらをスペアーにし、新たに容量充分なSDカードを装着しましょう。

それでは、ドラレコのおかげで助かったケースをご紹介します。

ケースA.
新車を当て逃げされてしまいました。サイドドアを2枚ともベッコリ…ある自治体の有料駐車場だったので、管理人室にうかがい監視カメラの有無を確認。残念ながら、設置されていませんでした。トホホ…

いつものディーラーに持ち込むと「このドラレコには衝撃検知機能が付いていたはず」との事。
確認してみると写っていました!
見事にぶつけられた直後から録画されており、相手車両の看板もバッチリ写っていて、特定することができました。
(衝撃検知、胴体検知録画や、常時録画がありますがデメリットも確認してください)

※衝撃検知と胴体検知録画
https://car-me.jp/osusume/articles/19088

ケースB.
ダイビングを終え、国道に出る路地で赤信号停止。しばらくして信号は青に変わり、国道を右折したところ正面から信号無視の乗用車が…見通しの悪い交差点だったので、避けきれずぶつかってしまいました。

こちらは3名で乗車しており、証言もできるのですが、同乗者の証言では立証にはなりません。
相手は2名でしたが、お互いに「青信号でした」と主張し、現場では物別れに。

交差点に面した食堂から、丁度出庫してくる車に声を掛けドラレコ映像を提供してもらえないか頼んでみました。
見事に相手が赤信号を見落としている映像が映っていました。ふたりでスマホをみて何か相談しているような映像でした。

自車のドラレコを付けていなかったことに懲りたので、早速装着しました。

【保険代理店より】

本件のようなケースで映像証拠が無い場合には、相手車が優先道路なので相手が有利になってしまいます。不慣れな場所で、小さな路地から出るときなどには、左右の窓を少しでも開けて音による情報も利用しましょう。

【ドラレコ選び】

「色々種類が多すぎて迷ってしまう」とか「次に車を買い替えたら…」などお迷いのあなたに。

通販では4,000円台から売られていますが、失敗した経験があります。
高速道路の段差ぐらいの衝撃でも毎回反応してしまい、録画が停止してばかりに。
結局、大手カー用品店で勧められた8,000円位の機種に交換しましたが、充分満足しています。

株式会社遠井保険事務所
遠井洋文・責任編集 ▲