第6回 神奈川県は湘南の海から誘います【教えて!ぱーこ先生】
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初めまして。
神奈川県葉山町のダイビングショップNANAの永橋麗良です。あだ名は『ぱーこ先生』。
なぜなら、YouTubeで『ぱーこ先生と学ぶ相模湾』というチャンネルを持っているからです。
葉山の海のこと、三浦の海のこと、藻場(もば)再生活動のこと、たまにダイビングと関係ないことも投稿していきます。
私のこと、そして私が勤めているダイビングショップNANAについてもお知らせしていきますので、是非ご覧ください。
では、初回ですので、葉山の海をご紹介しましょう。
葉山の海は、都心から気軽に行ける、海水浴や磯遊び、ダイバーにも人気のポイントです。
春は、GWを境に水温が上がり、冬に育った海藻が減ってはきますが、海藻が生い茂り、素敵な景観になります。また、ダイバーに大人気のウミウシやダンゴウオを観察できます。
夏は、更に水温が上昇するため、お魚達も活発になり、産卵シーズンが始まります。
また、この頃から黒潮に乗って、季節来遊魚と呼ばれるお魚が少しずつやってきます。
秋には、その季節来遊魚が多くなります。
ここ数年の、温暖化による水温上昇で海の環境がガラッとに変わり、毎年新たな、夏限定の生き物に出会えるようになりました。
冬は、プランクトンが減るので、透明度が上がります。また、水温が低くなることで、海藻達が一気に育ち始めます。
こんな感じで、四季のある葉山の海は、どの季節でも楽しんでもらえると思います。
先程も触れましたが、ここ数年の温暖化や台風の大型化の影響で、葉山の海の環境は変わってきました。
海藻は減り、当たり前のようにいた普通種(*1)と呼ばれる生き物のいくつかは、見られなくなってしまいました。
その代わりと言ってはなんですが、これまで葉山では見られなかった南方系の生き物達を観察できるようになりました。
海の環境を元に戻すのは難しいですが、上手く付き合いながら、葉山の海の今を皆様にお伝えてしていきたいと思います。
今回は簡単な説明になりましたが、季節の変わり目には、葉山の海についてもう少し詳しくお伝えしていきますね!
*1普通種とは:1年間を通して、毎日観察できる、かつ比較的数の多い生物。
ダイビングショップNANA 永橋麗良様 ▲
http://www.nana-dive.net