第5話 盗難その2(車載されていた備品)
先月は、車体そのものの盗難についてご案内しました。
今月は、車載されていたダイビング用品の盗難についてお話しさせていただきます。
3.車載されていたダイビング用品の盗難
残念ですが、車載されていた備品(ダイビング用品を含む)の盗難について、自動車保険の車両保険では補償できませんのでお気を付けください(特約にて、補償を追加できる保険会社もあります)。
翌朝早い出発なので、前日から車載しておきたいお気持ちはとても良くわかりますが、危険なのでお勧めできません。それでも前日から車載しなければならないような場合には、
- ア.車の中が見えないようにする
- イ.リアゲートが開けにくい位に壁に寄せて駐車するなどの工夫も一案です。もちろん鍵は確実に施錠してください。
4.転売しやすいものは狙われやすい
昨今、車載備品の盗難で多発しているものが“電動工具”。職人さんが日々使用するため、毎日クルマから下ろしたりせずに車載したままのようで、ほとんどのケースがクルマごと盗まれています。
他にも恒常的に車載したままの「ゴルフセット」。誰かに見られていたのでしょうか。ご夫婦2人分の高級セットが盗難されてしまいました。ゴルフセットなども、転売が可能なので狙われやすいようです。
5.お客様や友人からの預かりもの
ダイビングショップさんでは、お客様からギア一式をお預かりして、現地まで一緒にお届けすることが多いと思います。この様な場合、確実に賠償義務は発生しますので、充分に気を付けてください。
6.盗難時に車体を傷つけられた
盗難時、車体をこじ開けた為に付いたキズや、ウインドガラスを割られてしまった場合などは、自動車保険の対象(車両保険付帯の場合)になります。
株式会社遠井保険事務所
遠井洋文・責任編集 ▲