第1話「海との出会い」- 初心者ダイバーまっちゃんの体験記

こんにちは。
昨年初孫が誕生して、大喜びをしているごく普通のおばちゃんです。

私と海との出会いは、小学校3年生の夏休み。
母から電車賃とおにぎり2個をもらい、お茶を入れた水筒を持って、2つ年上の兄と2人、1時間電車に揺られて海水浴場へと出かけました。
そこで開催されていた水練学校に参加するためです。

当時はゴーグルなどなくて、裸眼で海の中をのぞいていました。
この経験は、後にダイビング講習のマスククリアの際に役立ちます。

水練学校では、まず平泳ぎで100m泳ぐことを目指しました。
現在の泳法とは異なり、顔を海面に出したまま泳いだので、波しぶきが顔にかかり、しょっぱかったです。

その後の海との関わりは全くなし。
水平線に沈む夕陽に向かって叫ぶことも、波打ち際を彼氏とはしゃいで走ることもなし。

だって、結婚した相手は泳げない山男だったから・・・
私は小学校の先生をしながら子育てと家事を、そしてその後介護も加わり、海からも山からも遠ざかっておりました。

そんな生活が続くうちにストレスで心身を病み、どうにもならなくなった頃、春休みを迎え「ちょっと沖縄に行ってきます」。
唖然としている夫を残して、飛行機に飛び乗りました。

一人旅です。とにかく一人になりたかった。
それ以来、冬は暖かい沖縄へ、夏は涼しい北海道へと放浪するようになりました。

2回目の沖縄は石垣島。
体験シュノーケルで、海の中を悠々と泳ぐ太刀魚と目が合い、ギョッ!
太刀魚なんて切り身でしか見たことがなかったので、感動しました。

もっと海の底へ行きたくて、翌日は体験ダイビングに参加しました。
ちょうどカクレクマノミが映画「ファインディング・ニモ」で人気者になっていた頃です。
実際に泳ぐ姿を見て、あまりの可愛さに、すっかり虜になりました。

翌年は宮古島で体験ダイビング。
楽しくて、楽しくて。魚寄せに魚肉ソーセージを持たされたときには「なんだかなあ」と思いましたけれど。

その翌年、どこの島に行こうかな?と地図を眺めていて目についたのは、沖縄本島の近くにぽつんと浮かぶ小さな島、久米島。
この久米島が私のダイビングの始まりでした。

続く… 次号は、ライセンス講習~こんなはずでは・・・

■ダイバーズ保険facebookでは、まっちゃん撮影の写真も掲載しています。
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