第9話 マイカメラ・デビュー – 初心者ダイバーまっちゃんの体験記

96本目のログノートに
『魚の形もすぐ忘れてしまうし、写真もないので、他人に伝えることはできないが、人智の及ばない自然の造形美に深い感動を覚える。』
と記述していました。

潜ることに慣れてくると、写真を撮りたくなってきました。
コンパクトデジカメの一眼レフは、仕事用に持っていますが、水中で使うわけにはいかないので、ダイビング用のカメラを買うことに。

その頃、10m耐水のコンパクトデジカメが発売されました。
ハウジングという、カメラを水から保護するカバーがなくても、水深10mまで耐えることができます。

これに決定!

実際にハウジングの留め金が緩んで、カメラが水没したことがありましたが、耐水だったので無事でした。

初めて自分のカメラと共に、ドキドキしながら潜りました。
ホワイトバランスとか、露出とシャッタースピードの関係とか、構図とか、何も分からず、すべてAUTOでカメラ任せ。
私はシャッターを押すだけ。

でも目指す魚は逃げてしまいます。
「お願い、逃げないで」と祈っても、写っているのはぶれた尾だけ。
だから、モデルは動かないウミウシ、エビ、メガネゴンベ。

ガイドが「ここに珍しい生物がいるよ」と指示棒を指したり、ライトを当てたりしてくれるのですが、どれか分からず、とりあえず撮影して、後で再生画面を拡大して確認していました。

撮影に夢中になると、ガイドが先に行ってしまっていて、慌てて追いかけることもしばしば。

そしてこの頃、ダイビングが終わると、耳の調子がおかしくなったり、鼻血を出したりしていました。

考えられる原因は、写真に夢中になって耳抜き(鼻をつまんで息を吐くようにすること)がおろそかになっていたこと。
基本に戻って、1m潜るたびに耳抜きをしたら次第に治まりました。

あるポイントで、
「水深40mのところにアケボノハゼという綺麗な魚がいるよ。どうする?」
とガイドに誘われました。

アケボノハゼは、美智子上皇后様が命名された魚です。
もちろん行きます。

40mまで潜るのは久しぶりですが、言葉通りアケボノハゼが2匹いて、小さいけれど撮影できて感激しました。

暗い深場から水深を上げ、明るい浅場に来ると、キンギョハナダイやアカネハナゴイの乱舞が。
まるでパラダイスにいるようで、気持ちも明るくなります。

海が穏やかであれば、潜降ロープを持たなくても、潜ったり、停止したり、浮上したりすることができるようになり、嬉しくなりました。

さあ、次はどこの海で潜りましょうか。楽しみです。

■ダイバーズ保険facebookでは、まっちゃん撮影の写真も掲載しています。
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